お弁当を作って出掛けよう!
こんにちは!Futur職員の石川です!
3月16日に、昨年に引き続き自分達でお弁当箱を作ってお出かけするという活動を行いました。
今回は、お家からおにぎりだけ持ってきてもらい、おかずは子どもたちが選んで詰めてもらいました。
将来的に、冷凍食品などをレンジでチンして、自分のお弁当や食事を作るという方法もあるんだよということを伝えたい!いつもお母さんやお父さんが作ってくれているお弁当は栄養のバランスを考えて作ってあり、身体に必要な栄養バランスに偏りがあると身体に不調をきたすので栄養のバランスを考えましょうということで、この企画を計画しました。
おかずの種類を決めて、おかずのカードを作っておき、主菜は赤いシール、副菜は青いシール、その他の野菜は緑のシールで目印を付けます。そしてお弁当箱に見立てた用紙に主菜・副菜・その他を選択してカードを置いていきます。
ここでは主菜・副菜・その他の野菜についての学習と、色(シール)と食べ物のマッチングの練習のため、自分の選んだおかずを声に出して確認していきます。
肉類の好きな子どもは、主菜・副菜共にお肉ばかりを選んでしまったり、どうしても好き嫌いで選んでしまうことが多かったですが、事前に各種類の個数を決めたことで、考えながら偏ることなく選ぶことが出来ていました。
自分の選んだおかずの用紙が完成すると、次は用紙を見ながら自分のお弁当箱の盛り付けに挑戦します。
お弁当箱の空いているスペースを見ながら、主菜・副菜・その他の野菜の大きさを見て盛り付けていきます。
これは買い物での、商品をカゴに入れたり購入後に袋に入れる工程に似ている場面です。
空間認知は生活の様々な場面において必要になってくる能力なので、今後も身近な生活動作や活動にも取り入れながら支援してきます。
またお弁当の盛り付けでお箸が使えなくて困っていた子どもには、おかずによっては滑ってしまったりするので、スプーンを使ってみたら?と声掛けをしながら、時にはスプーン・フォークを使ってもらいました。またお箸と反対の手でお弁当箱を持ったり、おかずの入ったケースを持ってもらったりと、何気ない行動の一つ一つにも「どうしたらこぼさないようにお弁当箱に入れることができるか」という認知から行動に繋げられるように支援しています。
作り終わった後は、お弁当を持って公園へ出掛けました!公園でお弁当を広げ、みんながどんなおかずを詰めたのか見ながら、「おいしそうだね!」とお互いに褒め合ったり、自分で作ったお弁当は美味しさもひとしおだったらしく、「おいしい!」を伝えながら食べていました。
自分で作ったお弁当の喜びと、いつもお母さん・お父さんが作ってくれるお弁当への感謝の気持ちも感じることができたと思います。
最後まで食べることが出来、みんなで楽しく食事をして、とても良い経験ができたと思います!
今後もまたこのような活動を継続していき、子どもたちが生活していく上での選択肢を広げられ、尚且つ自立へと繋げていきたいです!
行事の狙い
・食の栄養バランスを意識する
・色と食べ物のマッチング
・用紙を見てお弁当の盛り付け(マッチング)
・お弁当の盛り付け(空間認知)
・箸、スプーン、フォークの使い分けの習得
・食事を楽しむ