Briller日記

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心オドルマルシェ作品紹介⑧ 紙石鹸

こんにちは!
Futurスタッフの佐藤です。

本日紹介する心オドルマルシェの商品は『紙石鹸』です。
紙石鹸とは、水溶紙や水溶フィルムに石鹼をコーティングしたもので、外出先で手軽に取り入れやすい感染症対策アイテムです!
作業工程としては、
①クッキングシートの上に水溶紙を置く。
②筆を使いグリセリンソープ(色付き)を塗る。
③乾いたら線に沿ってハサミで切る。
です!
今回の主な目的はもちろん「筆の使い方」です。また工程自体は単純なため、「手順書を見て自分で準備→作業をする」ことに焦点を当てて取り組んでもらいました。

まず筆の使い方についてです。
今回は平筆を使いましたが、平筆の使用にはいろいろな要素が詰まっています。
・筆の向きや動かす方向性
・中枢部で空間保持した上での末梢部の操作
・道具を介しての力加減
・塗れていない部分の探索
・視覚ー運動系のコントロール
などなど…筆の使用は、実はとても複雑で難しいです。今回試作してみて、特に『動かす方向性』と『力加減』が課題になったと感じました。今後の壁面製作や商品製作でも、その点に着目して支援していきたいです!

また今回の心オドルマルシェでは「手順書をみて子どもたちが一人で商品を完成させる」ということを目標にしている、というお話を以前もさせていただいたと思います。今回の紙石鹸も工程自体は単純なため、自分で水溶紙を必要枚数セットするところから始め、せっけんを全部塗ったら「できました!」と報告をしてもらいました。もちろん作業のみではなく、それに伴う準備や片付けも含めて自分たちで行えるよう、どんどんレベルアップしていきたいと思っています!

今回試作した紙石鹸のメリットは、旅行先や公園等で備え付けの石鹸がない場合にも、紙石鹸を持ち歩いていれば綺麗に手を洗えることです。手洗い1回につき1枚ずつ使用するため衛生的ですし、コンパクトに保管しておけるため防災アイテムとして備えておくのもおすすめです!
最近ではインフルエンザや新型コロナウイルスの流行もあり、手洗い・うがいはより重要視されています。子どもたちに紙石鹸を持ち歩いてもらうことで、感染症予防にもつながりますし、清潔への意識も高まるのではないかと感じました。
先日、就労支援事業所の見学をさせていただいた際、食品に関わる仕事においてはまず『清潔の意識・管理』が必要とのお話を伺いました。もちろん日々の生活においても他の仕事をする上でもそうですが、大人になり社会に出ていくにあたって清潔や身だしなみの意識はとても大切だと思います。紙石鹸のようなアイテムを持ち歩いたり使用することで、子どもたちが自分自身の身だしなみや清潔の保持について意識するきっかけになったら嬉しいです!

行事の狙い

・道具のコントロールを促す(筆の向き、方向性、力加減など)
・視覚ー運動系のコントロールを促す
・手順書を見ながら取り組む経験
・課題を進める上での注意力、集中力を養う

得られるスキル

・道具のコントロール
・視覚ー運動系のコントロール
・作業手順書を見ながらの課題遂行
・注意力、集中力