Briller日記

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心オドルマルシェ作品紹介⑦ 染め物

こんにちは!Futur職員の久保田です。
本日は心オドルマルシェに出店する染め物について紹介したいと思います。

今回心オドルマルシェに向けて、9月に紺屋町にある「ユトリ・アート&クラフト」にて染め物の研修に行きました。玉ねぎ染めについて、染める布の素材から染めるコツなどを教わりました。大変貴重な時間になりました、ありがとうございます!

作り方は模様作り、ごじるに漬ける、媒染、染色の大きく4つに分かれます
1.模様作り・・・布を輪ゴムで縛ることで、縛った箇所が染まらずに模様になる。
2.ごじるに漬ける・・・大豆と水で作った汁に漬ける。
3.媒染・・・ミョウバンを溶かしたお湯で煮る。
4.染色・・・タマネギの皮をお湯で煮て作った染色液に入れて20分煮る。
最後に縛った輪ゴムを外し、干すと完成です!
色は媒染時のミョウバンや鉄で変化し、今回はミョウバンで黄色く染めます。模様は縛り方や使う道具(ビー玉や割りばし)によって縞模様や水玉模様など様々。試作では模様作りの工程を全員で行い、その後はグループごとに分かれて作業を行いました。

今回の作業では「細かい指先の動作」と「火器の取り扱いに注意する」を意識しました。
「細かい指先の動作」は模様作りに該当します。輪ゴム強く縛らないと染まってしまうので、緩くないか確認しながら縛ります。また模様によっては染める布の折り方や縛り方が複雑になっていきます。実際の商品を作る際には、子ども達の作業レベルに合わせて種類を検討し、手順書や完成イメージ図を用意していこうと思っています。
「火器の扱いに注意する」では、煮る作業が多いため火(コンロ)を使うことに対しての注意を伝え、楽しい雰囲気は残しながらも少しだけ緊張感を出します。火傷などに気をつけることはもちろん、まずはそれぞれが責任を持って作業へしっかり意識を向けることが必要と考えています。

染め物は、日常ではなかなか体験できない特別な体験です。これまでの商品作りのような、手順書を見たり予測を立てながらの作業ももちろん大切ですが、子どもたちには『ものづくり』のおもしろさを感じてほしいと思い、今回の染物を導入しました。子どもたちは「どんな模様にしようかな?」から始まり、最後に広げてみると「本当にこんな模様ができた!」ととても嬉しそうな表情になってくれました!

玉ねぎ染めをはじめ、草木染めについて自分なりに調べていくと、メリットとしては材料が自然の物を使うので環境や人に優しく、化学染料によって起きている水資源への悪影響に対して近年注目を集めているそうです。手間はかかりますが、現代が目指す持続可能な社会に対して最適な方法と考えらています。また化学染料と違って染まり方が均一ではないので作った人の「味」が出ることも魅力的。だからこそ1枚1枚を丁寧に作り、ココマルに足を運んでくださる皆様に子ども達の味のある商品をお届けしていきたいと思います。ぜひお手に取ってみてください!
ここまでありがとうございました!

行事の狙い

・細かい指先の動作を意識する
・火器の取り扱いに気をつける
・『染め物』という特別な体験を楽しむ

得られるスキル

・細かい指先のスキル
・火器の取り扱い方法、リスク管理