Briller日記

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作業マーケット作品紹介④ みつろうラップ

こんにちは!
Futurスタッフの佐藤です。
今回も作業マーケットの試作品『みつろうラップ』についてのご紹介です!

みつろうラップとは、コットンの布と蜜蝋で作られた繰り返し使えるエコなラップです。
この作品はFuturを利用しているお子さんのお母さんに教えていただきました!
作り方は、
①新聞紙・クッキングシートの上に好きな柄の布を置く
②蜜蝋のビーズを全体に散らして並べる(手順書にはスプーン1杯分と記載)
③クッキングシートを被せて上からアイロンをあてて蜜蝋をのばす
です!
この作業での主な目的は、『蜜蝋を全体に並べること』と『アイロン(リスク管理の必要な道具)を使うこと』です。

まず実際に作る前に、子どもたちに作り方の動画を見てもらい、どんな工程なのかを確認してもらいました。その上で、蜜蝋をどう並べると全体に染み込むのか、少しですが作業の予測が必要になります。もちろん手順書で配置の見本を提示しながらではありますが、子どもたちに「どこが足りなさそう?」と聞きながら、子どもたちが自分で考えて行えるよう支援しています。
アイロンに関しては、前回のグルーガンと同様に本体が熱くなるというリスクを考えながら扱う必要があります。今回は布やクッキングシートが動かないように押さえながらのため、非利き手での補助的役割を促しつつ、押さえている手に当たらないよう気をつけつつ…という作業としては少しレベルの高いものだったと思います。
子どもたちは慣れないアイロンの操作に少し緊張しながらも、手に当たらないように気をつけたり、どこの蜜蝋が溶けていないか考えながら取り組んでくれて、終わった後には達成感のある表情でした!

完成したみつろうラップで、お弁当のサンドイッチを包んできて見せてくれた子もいました!
実際に使ってくれている姿を見るのは職員も嬉しかったです♪

とても嬉しいことに、Futurの作業マーケットに協力していただける就労支援事業所様、活動団体の皆様がどんどん増えてきています!
3月に向けて、より楽しいイベントにできるよう職員一同励んでいきたいと思います!

行事の狙い

・道具や機器を使い、使い方やリスク管理等の認識を養う
・両手の協調動作(利き手でアイロン・非利き手で布を押さえる)を促す
・課題を進める上での予測、注意力を養う

得られるスキル

・道具や機器の使用能力
(理解力、手の使い方、リスク管理等)
・両手の協調性
・作業予測、注意力