Briller日記

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新企画!エアロビックダンス始めます。

こんにちは!
Futurスタッフの秋山実優です。

4月より新しい活動として[エアロビックダンス]を実施することになりました。私はエアロビックの資格を持っておりスタジオインストラクターの経験もあります!その経験を活かし、今回は療育としてエアロビックを取り入れたいと思っています。

まずエアロビックダンスとは何か。
エアロビックはリズムに合わせて動くダンス系有酸素運動です。特徴として、音楽が流れる非日常空間で楽しく運動することによるストレス発散、日常とは違う動きをすることによる全身運動、長時間動き続けることによる心肺機能への適度な負荷などがあげられます。運動への苦手意識を持っていても音楽のあるダンスなら楽しんで取り組める!そんな児童も少なくないはず。

ではなぜダンスを療育に取り入れるのか。
ダンスは単に体を動かす運動としての効果だけでなく、集団で取り組むことによる達成感や対人スキルからSSTやコミュニケーションスキルへのアプローチも期待されています。また音楽を聴きインストラクターを見ながら踊ることで「感覚統合」へと繋がっていたり、自身が今どのように動いているのか「ボディイメージ」を身につけることが期待出来ます。
楽しいことには積極的な児童の特徴を活かして、ダンスを導入することで児童の自主性を引き出し、楽しみながら療育をおこなえるというのがダンス療育の特徴だと考えられています。

でもなぜエアロビックなのか。
エアロビックダンスは一般的なダンスと違い、動きがシンプルかつ繰り返しの動きが多く簡単に覚えやすいとされています。一つのステップを派生させ、手の動きを変えたり体の向きを変えることで、動きの難易度を自由に操ることもできます。また、使用する曲のテンポや実施時間も自由に設定できるため、参加者によって強度設定がしやすいとされています。児童の好きな曲を取り入れたり、テレビなどで見たことのある既存の振り付けをオマージュした動きを取り入れることで児童の興味関心を掻き立て参加意欲を誘発したり、曲をこまめに切り替えることで飽きにくく活動への集中力の維持にもアプローチできるとされています。
有酸素的効果としては、一般的なダンスであれば2~3分の曲を踊ることが多いですがエアロビックダンスでは20~30分程度、動きの強度を変えながら足を止めずに動き続けるので心肺機能への適度な負荷も期待できます。
さらにインストラクターの口頭での指示に加えキューイング(ハンドサイン)を取り入れることで、言葉や動きの情報だけでは難しい児童も回数や方向などの情報を視覚的に伝えるサポートもしていきます。

療育的観点からみるとたくさんの効果が期待できるエアロビックダンスですが、一番大切なことは音楽を聴きながら楽しく体を動かすということ!!インストラクターの動きを正確に真似しなくてもとにかく楽しく動き続ければOK!会場に音楽が流れているので自由に声を出してもOK!そんな自由度の高いエアロビックダンスを通して、体を動かすことの楽しさや、みんなで一緒に活動することで得られる達成感を感じてもらえるよう支援していきたいと思います。

最近では、エアロビックダンスの導入として「リズム遊び」の時間を設け、児童の好きな音楽に合わせて自由に体を動かしたり、手拍子や足踏みなど簡単な動きを見て真似するという練習も行っています。普段の活動とは場所や音などの環境も大きく違う活動になりますが、みんなで楽しく体を動かす時間にしていきたい思います!

行事の狙い

・楽しく体を動かすことでストレス発散
・有酸素運動による体力の向上
・集中力の継続
・見本の動きを見て真似する
・長時間の運動による達成感

得られるスキル

・ダンス系有酸素運動による心肺機能の向上
・音楽を聴きインストラクターを見ながら踊ることで感覚の統合
・全身運動により自身が今どのように動いているのかを想像するボディイメージ
・音楽に合わせて運動することによるリズム感