アナログゲーム⑤
こんにちは!Futur職員の佐藤です。
もう5回目になりましたが、今回もFuturにあるアナログゲームをひとつご紹介したいと思います。
今回ご紹介するゲームは『くまさんとかぞえよう』です!こちらのゲームは、裏向きに並べられたカードを順番にめくり、そこに書かれている個数の野イチゴをたくさん集めた人が勝ち、というルールです。
前半にめくるカードには、くまさんが野イチゴを持っている絵(+数字)が書かれており、それを読み取って野イチゴを箱から取り出し自分の紐に通します。まずは書かれている個数や数字の理解が必要になりますが、数字を読むのがまだ難しい子も、絵の野イチゴを職員と一緒に数えることで数字の認識を促していきます。また取った野イチゴを紐に通す作業は、手指のつまみ動作や両手の協調的な動作の練習にもなるので、作業療法士としてもおすすめです!
後半にめくるカードには、前半と違い右向きまたは左向きのくまさんの絵(+数字)が書かれており、くまさんの顔が向いているほうのプレイヤーに自分の野イチゴを渡さなければいけません。くまさんがどっちを向いているのか、絵を見て読み取るのは実は苦手な子も多いのです。また、もらう側は嬉しいですが、渡す側からすると「自分がせっかく取った野イチゴを・・・!」という気持ちをぐっと堪えてお友達に渡すという行為も、自己抑制や対人意識という点で良い練習になっているかもしれませんね。
全てのカードがなくなったら、誰が一番多くの野イチゴを集められたのか数えます。もし多くの数を数えるのが難しければ、視覚的に野イチゴの並びの長さを比べても良いですが、Futurではなるべく数を数えてもらうように意識しています。数の理解や大小関係の認識は、生活面においてもとても重要と考えています!
単純に見えて、実は様々な要素の詰まった『くまさんとかぞえよう』でした!
ちなみにこのアナログゲーム紹介シリーズ、まだまだ続く予定です♪
行事の狙い
【くまさんとかぞえよう】
・順番を守る意識をつける
・数の理解の向上、絵と数字のマッチング
・手指のつまみ動作やコントロールの向上を図る
・両手の協調的な動作を促す
・左右の理解、ボディイメージ(くまさんの顔の向き)の向上 等
得られるスキル
・順番の理解
・数の理解、絵と数字のマッチング
・手指のつまみ動作やコントロール
・両手の協調動作
・左右の理解、ボディイメージ(くまさんの顔の向き) 等