Briller日記

サブビジュアル

バス教室

こんにちは。
Futurスタッフの大枝です。
1月7日(土)にしずてつジャストライン唐瀬営業所のもと、バス教室を実施しました。
まず、なぜ今回バス教室をお願いしたか。
Futurでは自宅まで帰れるようになった子、静岡駅で乗り換えができるようになった子、マナーを守ってバスに乗ることができるようになった子と、バスに乗車することができるようになってきた子はたくさんいると実感しております。
しかし、たまに出会ってしまうイレギュラーな体験、バスの中で起こる様々な事象を意図的に経験して、もっとバス乗車中に自信を持って欲しい!困っている人に手を差し伸べることできるようになって欲しいという思いで今回はしずてつジャストライン様にバス教室をお願いしました。
事前に保護者様のご協力のもと、バス乗車に対しての要望、バスでの失敗体験等をアンケート形式で調査させていただきました。保護者の皆様ご協力ありがとうございます。
今回は動画の撮影も依頼し、事業所内でみんなが苦手とする様々なシチュエーションを日頃から練習することで、イレギュラーの状況をレギュラーの状況に変えることができるように支援していこうと考えています。
例えば、帰りのバス乗車中に後ろの窓側に座ってしまった時に隣りに知らない人が座ってしまいました。自分の降りるバス停はわかっている!ここで降りる!!でも隣りの知らない人に「降ります!」と伝えることができず乗り過ごしてしまった。。
そんな経験も聞いております。
いろいろと検討して、シチュエーションは以下の10個に絞りソーシャルスキルトレーニングを実施しました。
①ルルカの残金を確認しよう
②バス乗車中、トイレに行きたくなった時
③降りるバス停で降りることができず乗り過ごしてしまったとき
④降りるバス停で、窓際の席や後ろに座ってしまい降りることができないとき
➄違う路線のバスに乗ってしまったとき
⑥大変そうな人(車いす、妊婦)席を譲る
⑦ルルカのチャージの仕方
⑧降りるときルルカがエラーになってしまったとき
⑨降りるときルルカの残金が足りないとき
⑩バス乗車の一連の流れ
それぞれどのシチュエーションも普通にバスに乗っていてもなかなか体験することはできません。
でもこの体験をしたとき自分なりの答えを伝えることができるようになることが重要だと感じています。
⑧番の降りる時にルルカがエラーになってしまった時に運転手は何が知りたいのか。バスに乗車して降りる時には何を一番伝えなければいけないかを理解することができました。例:乗った場所、自分は大人・子ども(料金)
今回のバス教室では子供たちのシチュエーションの練習ということもありますが、今後の支援についてももっと深みを出していかなければと感じました。
・バスに乗車するときはなぜルルカをタッチしなければならないか
・乗車中はなぜ前の方に座る方がよいか
・車椅子マークはなぜこの位置にあるか
・降車ボタンを押した後は何をしなければならないか
子どもたちにバスに乗るということをもっと楽しくなるように伝えて支援していきたいと考えております。
応用も何回も練習すれば基本になるということを意識して、子どもたちの就労に向けて毎日安全に仕事に行って、自宅に帰ることができるようにしていきたいと思います。

行事の狙い

・基本的なバス乗車マナー
・バス乗車中の困ったときの対応
・運転手とのコミュニケーションスキル