駄菓子ショップ②
こんにちは。Futurスタッフの佐藤です。
以前、Futurの集中活動で行っている『駄菓子屋』についてご紹介しました。
現在の駄菓子屋の活動の中では、子どもたち自身でお小遣い帳を書く、という取り組みもしています。
今回はそのお小遣い帳を使った支援についてです。
駄菓子屋の活動では子どもたち用の財布を用意し、その財布には毎週100円ずつ追加されます。
お菓子を買って、もしお金が残ったら次週の駄菓子屋のために貯金しておけるのです!
お菓子は100円以内で買えるものもあれば、100円以上のものも用意してあります。
まず1つ欲しいお菓子を買い、補助資料を使って残りのお金を数え、お小遣い帳に記入します。
その後、残りのお金でお菓子をもう1つ買うのか、貯金しておくのかを決めてもらいます。
「残りのお金でこのグミ買えるかな?」
と、残りのお金とお菓子の表を見比べて考えます。
残っているお金で買えるか買えないかという判断自体が難しい子も多く、必要に応じてヒントを出しています。
「120円のチョコボール買いたいから、来週にお金を取っておく!」
次回の買い物を見据えて、今は我慢するという選択ができる子も!
お小遣い帳の『のこりのおかね』の欄に、しっかりと記入しておきます。
次の週に、貯めたお金も使ってチョコボールを買ったときは、満面の笑顔を見せてくれました。
未来のために今我慢をする、というのはとても難しいことです。
しかし活動の中で、私たちの予想以上の成長を見せてくれる子どもたちでした!
少しずつですが、Futurの取り組みで自己統制能力も育んでいきたいと思っています。
行事の狙い
①各硬貨のマッチングや複数枚の認識
補助資料を使って残りのお金を数えたり、実際の買い物体験(会計)を通して、それぞれの硬貨の認識や複数枚の理解を促していきます。
②平仮名・カタカナ・数字の書き写し
お菓子の表を見ながら、何を買ったのかやいくら使ったのかを、子ども自身で記入してもらいます。
活動の中で、文字や数字に触れる機会も増やしています。
③残りのお金をどうするかの判断力
残りのお金でお菓子をもう1つ買うのか、貯金しておくのか、自分で判断してもらいます。
自分で考えて選択する、ということはとても大事なことだと思います。
④先を見据えて我慢する力
未来のために今我慢をする、というのはとても難しいことです。
しかしこの我慢が、物事を計画的に考える土台になると思っています。
得られるスキル
①各硬貨のマッチングや複数枚の認識
②平仮名・カタカナ・数字の書き写し
③残りのお金をどうするかの判断力
④先を見据えて我慢する力