Briller日記

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Futurクリスマス会

こんにちは!Futurスタッフの秋山です。
ますます寒くなっている今日この頃です。今回は12月25日に行ったクリスマス会を紹介します!

今回は、大きく3つのイベントを用意しました!

①クリスマスクッキング
今回は、身体温まるクラムチャウダーと、クリスマスと言えばケーキですが今回はパフェを作りました。
具材のみじん切りにはブンブンチョッパーを使用しました。ブンブンチョッパーに入る大きさにカットするために包丁、皮むきにはピーラー、イチゴのヘタ取りにはフォークを使用することで、道具の使用頻度を高める点にアプローチしました。ブンブンチョッパーは学校の作業でも使用しており、また他の道具もクッキングの活動で触れていることもあり、慣れた手つきで作業を進めていく子どもたち。中にはボウルが動いて混ぜにくそうなお友達を見つけ、ボウルを押さえてあげる子も。子どもたちが自然と協力する姿に、集団の中で自分の役割を見つけるという社会性の学びの場でもあると感じました!
パフェは、〈スポンジ、クリーム、みかん、イチゴ、カラースプレー〉を手順書に沿って正しく入れる目的で行いました。
手順書に書かれた分量をみながら「1,2、3…」と数えながら正しく入れていきます。それぞれの具材を入れる前に「入れますか?入れないですか?」と聞き、「クリームは苦手だからやめておきます」と断る子も。SDGsの観点から、自分の食事に責任を持ち、食べられない物を断る練習も必要だと感じました。反対に、苦手な食べ物でも自分で作れば食べられる子も。自分で「食べる」「食べない」「挑戦する」など多くの選択ができる良い機会になったと感じました!

②思い出ムービー観賞
Futurでは恒例となった1年間の思い出をまとめた思い出ムービーの観賞会。今回は、事業所ではなく多目的室を借りて大きなスクリーンで観賞しました!映像が始まると、自分やお友達の写真を見つけ嬉しそうな姿や、外出イベントを思い出し「また行きたいね!」と話す子も。年末らしく1年を「振り返り」、思い出を懐かしむことができました。子どもたちにとって「振り返る」ということは、日常生活においても重要な動作のひとつです。Futurでは帰りの会で今日の活動を振り返ります。良かったことや悪かったことなど視点は様々ですが、そこで「次回は○○する!」と課題を発見することができています。この動画はその総集編。1年前よりも上手になったこと、できなかったことができるようになったことなど、動画を通して自分の成長を感じることでまた新たな目標や課題を見つけ頑張る糧になったらよいなあと思いながらこの動画を作りました。今回は大きなスクリーンだったこともあり事業所で見るよりも特別感があり、いつもより集中して観賞する姿が印象的でした!

③クリスマスレクリエーション
観賞会の後は、体育館で「クリスマスソング♪椅子取りゲーム」「サンタを守れ!ドッチビー」の2つのレクリエーションを楽しみました!どちらもいつもの活動に、クリスマス要素を追加したレクリエーションでした。
椅子取りゲームでは、一つの椅子を取り合う個人対決!同時に座った場合はじゃんけんで勝敗を決めます。椅子を獲得できなかった子は次に使用する音楽を決めるという役割を設けました。わかりやすい勝敗のため、負けてしまい悔し涙を見せる子もいましたが、音楽の選択により切り替えがスムーズにできるよう努めました。勝敗にこだわる子どもたちもいるなかで、直接対決となるこのゲームはかなり挑戦的でしたが、「負けを受け入れ、楽しむ」という経験も必要だと感じて導入しました。今回は音楽選択という新たな役割を提供するという方法でしたが、どんな試合やゲームにおいても「負け=おわり」ではなく「応援」や「新たな目標(3位決定戦など)」といった発想の転換が自分からできるよう工夫していきたいです。
その後のドッチビーは、チーム戦!先ほどまではライバルだったみんなが協力して戦います。Futurでは先日の綱引き大会やスポーツフェスティバル、ドッチビー大会など集団で楽しむスポーツイベントがたくさんあります。個人からチームになったことで改めて「仲間」がいる心強さや楽しさを感じてもらえたらと思い導入しました。みんなで協力してサンタを守ったり、勝ったらハイタッチをしたり、負けてしまっても慰め合う子どもたち姿にチームスポーツの良さを改めて体感しました。一緒に喜んだり悔しがったりできる仲間をこれからも大切にしてほしいですね♪

今回のクリスマス会の3つの活動は、すべて日々の活動の延長にあるものだと考えています。クリスマスという子どもたちの中で絶対に「楽しい」という認識であるイベントの中で、小さな課題や苦手への練習が組み込めたのではないかと感じます。中高生の集団療育という点から、自分だけでなくみんなが楽しいと感じる活動にするために必要なことはなにかを選択できるようになって欲しいと考えています。今回のクリスマス会では、自然と協力する姿や仲間と励まし合う姿が多く見られて主催者としてとてもうれしかったです!日々の活動でもこの経験を生かして、成長する姿をお手伝いしていきたいと思います。

行事の狙い

・クリスマスを楽しむ
・活動を通して季節を感じる
・道具の使用頻度を増やす
・「振り返り」の経験
・勝敗へのこだわりに対する切り替えの練習
・集団スポーツを楽しむ