Briller日記

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Futurでの個別プログラムについて

こんにちは!Futur職員の佐藤です。
今回は、作業療法士としてFuturで行っている個別プログラムについて少しご紹介したいと思います!

Futurでは全体での活動と並行して、作業療法士との個別プログラムを行っています。
もちろん集団活動での製作や集中活動等を通して評価・支援は進めていますが、細かな内容は個別プログラムの中で行うこともあります。
子どもたちそれぞれの目標については、面談等でお母さんお父さんのニーズを確認してスタッフの中でも相談しながら決めており、その目標に向かって評価・訓練を進めるようにしています!

まずはひとりひとり作業療法評価を行います。
模写・キャンセレーション課題・人物画などのプリントを行ったり、リハビリ用粘土などの物品を使って手の動かし方や課題の考え方を見たり・・・
その中でどんな動作が得意なのか・苦手なのか、また苦手となっている原因は何なのか、自分の中で考察してプログラムを考えています。

例えば『ボタンのつけ外しができない』という課題がある場合、なぜその動作が苦手になっているのか。
指先のコントロールが苦手、筋力が弱いなど、運動機能が原因の子もいます。
ボタンホールの捉え方やボタンを通す際の向きなど、空間把握・操作などが原因の子もいます。
もちろん原因は1つではなく、様々な要素が混ざっている可能性が高いです。
ただボタン付け外しの練習を繰り返すのではなく、まずはその原因に対してアプローチすることが大切だと思っています!

1番は集団での活動が重要と考えているため個別でのプログラムはあまり頻回ではありませんが、集団活動と個別プログラムを使い分け、その子にとって何が必要なのかを日々みんなで考えています。
将来の生活や就労に向けて、対人関係や集団におけるスキルはもちろんですが、少しでも作業スキルの向上も目指して支援を深めていけたらと思っています!