アナログゲーム①
こんにちは。Futur職員の山本です。
今回はアナログゲームのことについてお話ししていきたいと思います。
アナログゲームとはいわゆるコンピューターを使わないゲームのことです。すごろくやカードゲームなどがわかりやすいかもしれません。このアナログゲーム、ただの遊びではなく、実は子どもたちの成長に欠かせないものを養う要素もあることをご存じでしょうか。
コンピューター相手ではないアナログゲーム。もちろん相手がいてこそ成り立つものです。その相手とのやり取りの中で協調性やコミュニケーション能力等の社会性が養われていきます。また、ゲームの内容によっては数字の理解を促すもの、先を見越した予測を立てる力を養う物、いろいろなものがあります。社会生活を営む上で大切な部分を楽しみながら学んでいけるところがアナログゲームの強みです!
今回は、Futurにあるアナログゲームのひとつ、『果樹園ゲーム』をご紹介します。
特徴的なカラスが描かれたこのゲーム。なんと参加者みんなが協力して遊ぶゲームです。サイコロを振り、出た目の色に従って、それぞれ対応する果物を収穫していきます。カラスの出目が出ると、中央に置かれたカラスのパズルが少しずつ完成に近づき、完成する前に果物を全て収穫し終えるとプレイヤーの勝ち、カラスが完成してしまうとプレイヤーの負け!と言うルールです。カゴの出目が出るとラッキー!好きな果物を二つ収穫できます。ルールも比較的簡単でどんな年代の子も遊びやすいゲームです。
サイコロの出目の色から推察される果物とのマッチングをする力やカゴが出た際に全体の残数を把握、予測し、どれを収穫するか考える力も養えます。勝敗も特定のプレイヤーが勝ち、負け、ということがないので、勝敗にこだわってしまう子でも比較的導入しやすいゲームなのではないでしょうか。
もちろん好きなように進めながら楽しむもよし、他のプレイヤーと協力しつつ勝つために工夫するもよし、な大変楽しいゲームです!
パズルが気に入って、それだけ取り出して遊ぶ子もいます。勝敗で自分が負けると泣き出してしまう子は、事前にみんなで協力をするゲームであること、カラスに勝つためにみんなで協力をする必要があることを伝えると、落ち着いて他の子と協力しつつゲームに参加し頑張ることができていました。1勝1負けでしたが、本人も納得した様子で終えることもできています。
またFuturにあるアナログゲームをご紹介いたしますので、お楽しみに!
行事の狙い
【アナログゲーム】
・ゲームを通したやり取りの中でコミュニケーションの仕方や協調性等、社会性を学ぶ
・順番の理解や数の理解等、社会生活を養う上で必要なスキルを学ぶ
得られるスキル
【アナログゲーム】
・他者とのコミュニケーション能力
・ルールを守る等の規範意識
・先を予測する能力
・順番の理解 等
【果樹園ゲーム】
・他者との協調性
・色のマッチング
・順番の理解
・量の多い少ないの判断能力
・先を見越して予測を立てる力 等